おしゃべりな腸
ジュリア・エンダースさんというドイツの若い美人研究者の書いた本「おしゃべりな腸」が面白い。
何が面白いかというと、まず、文章がとても読みやすい。おそらく小学生の高学年であればすいすいと読み進められるような優しくわかりやすい文体で、また、彼女の研究のきっかけとなったエピソードがとても身近で共感が得られるような切り口であることもとてもユニーク。
まえがきでにある、自身の「原因不明の皮膚疾患」についての話題や「口臭のひどい大学生」の話題は、僕らにも身近で聞いたことのある話だ。その原因のひとつが「腸」ではないかという仮説を、若いお嬢さんの視点で次々と証明していく。
その仮説が身近であること、その証明が理論としてしっかりとしていること。
この文体そのものがまず素晴らしい。
そして、内容だ。
この内容はなんともショッキングで、思わず誰かに話したくなるほどの驚きの内容が綴られている。
「腸活」とか「腸内フローラ」というのは、僕ら中年のおっさんには関係ない美容と便秘の話かと思って無関心だったことが、まったく無関心でいられなくなった。
腸の中には、100兆の細菌、微生物が住んでいて、彼らが存在することで、我々人類は健康をキープでき、生きている。ということは、ある意味ショッキングだ。
で、彼らが快適に過ごしていることが、僕らの腸の健康に影響し、さらには、僕らの精神にも影響しているのではないか、という話をきいて尋常ではいられなくなった。
そもそも、腸の研究は世界的にみても、まだ始まったばかり。
脳や心臓や胃は古くから研究が進んでいて、腸についてはまだ知らないことがたくさんあるとのこと。
しかし、考えてみれば、古くから「腹の虫がおさまらない」とか、「腹の虫がなる」とか、そういうふうに、我々は「腹の虫」の存在を知っていて、彼らとの共存についてよく理解していたのかもしれません。
こういう言葉からも、彼女の仮説と検証が綴られている本書は、まさに「腑に落ちる」内容に満ちているのです。
何が面白いかというと、まず、文章がとても読みやすい。おそらく小学生の高学年であればすいすいと読み進められるような優しくわかりやすい文体で、また、彼女の研究のきっかけとなったエピソードがとても身近で共感が得られるような切り口であることもとてもユニーク。
まえがきでにある、自身の「原因不明の皮膚疾患」についての話題や「口臭のひどい大学生」の話題は、僕らにも身近で聞いたことのある話だ。その原因のひとつが「腸」ではないかという仮説を、若いお嬢さんの視点で次々と証明していく。
その仮説が身近であること、その証明が理論としてしっかりとしていること。
この文体そのものがまず素晴らしい。
そして、内容だ。
この内容はなんともショッキングで、思わず誰かに話したくなるほどの驚きの内容が綴られている。
「腸活」とか「腸内フローラ」というのは、僕ら中年のおっさんには関係ない美容と便秘の話かと思って無関心だったことが、まったく無関心でいられなくなった。
腸の中には、100兆の細菌、微生物が住んでいて、彼らが存在することで、我々人類は健康をキープでき、生きている。ということは、ある意味ショッキングだ。
で、彼らが快適に過ごしていることが、僕らの腸の健康に影響し、さらには、僕らの精神にも影響しているのではないか、という話をきいて尋常ではいられなくなった。
そもそも、腸の研究は世界的にみても、まだ始まったばかり。
脳や心臓や胃は古くから研究が進んでいて、腸についてはまだ知らないことがたくさんあるとのこと。
しかし、考えてみれば、古くから「腹の虫がおさまらない」とか、「腹の虫がなる」とか、そういうふうに、我々は「腹の虫」の存在を知っていて、彼らとの共存についてよく理解していたのかもしれません。
こういう言葉からも、彼女の仮説と検証が綴られている本書は、まさに「腑に落ちる」内容に満ちているのです。
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