WEBディレクターの心得 その２「普段は定時に帰る」

WEB業界の人はなぜあんなに遅くまで働くのだろうか。

もちろん、遅くまで働かなくてはならない理由もある。

クライアントから無茶な要望が来るとか
夕方過ぎてから、いろいろ連絡が来るとか納期に間に合わないから、とかいろいろある。

しかし、本当にそうだろうか。

僕自身、webディレクターとして仕事の量も売り上げも最もノリに乗っていた時期があるが、その頃は定時には会社を出ていたと思う。いても7時くらい、8時前には帰っていた。

まず、定時には会社を出ることを心がけていると、うまくいけば、仕事の後に映画を見ることもできる。本屋に寄ったり、コンサートにだって行ける。デートもできるし、もちろん飲みに行ける。

まず、ディレクターをやる人は遊ばなくちゃならんと思います。

そんな事言っても、仕事はたくさんあるし、クライアントから要望も多いし、会議も多いし、書類もたくさん作らなきゃならんし、、どないせいっちゅうねん！という人が大部分であろう。

でも、普段は定時に帰ることを心がけてないと、何かトラブルがあったときや、新しいチャレンジをしようと努力したいとき、どうすればいいのだ？

いままで誰も見た事のないようなクリエイティブを発揮したいとき、普段から残業をしている人に、そんなアイデアが生まれるだろうか。

残業や徹夜や予期せぬトラブルは仕方がない。だが、それが毎日になるといかがなものか。

まず、定時に帰ること。そして、会社の外に楽しみを見つけること。
これを心がけることで、ディレクターとして成長することは間違いないと思う。

さらに、他のクリエイターたちが残業していても先に帰ること。

もちろん、トラブルなどがあれば一緒に徹夜は必要。でも普段は先に帰る。

では、どうやってそれを実現するか。

１）朝型に変える。
　　朝10時出社だとしたら、8時半からに変えてみよう。
　　そうすれば、正午までに企画書の一つは出来上がるし、クライアントとの連絡の頻度もあがる。コミュニケーションも向上し、効率よくスケジュールが進行する。

２）ランチは12時から13時までとする。
　　これも規則正しくする。
　　クライアントも休んでいるのに働いてどうするか。

クライアントが午後一時に連絡してきたとき、対応が遅くなる。

３）朝、出社したら、クライアントの今日の予定を把握する。
　　そしてクライアントが今日何時から会議で何時に帰るかを把握すること。
　　すべてのクライアントに電話してお互いに情報を交換するだけで、
　　あなたは定時に帰れる。

４）スタッフ、外注パートナーとも朝連絡し、帰る前に状況を把握すること。
　　これだけで、お互いに無駄な時間はなくなる。

この４つだけで、劇的に仕事の能率は上がり、定時に帰れて、しかも、仕事の質は向上する。

嘘だと思ったら、やってみてください。

その空いた時間で、街や書や音楽や詩や自然から新しいアイデアを吸収し、そのネタをもとに新しい企画を作れることでしょう。