たとえ話をさらにたとえてみる



「浮気など絶対にありえないのであります。」

などと言う男は、そもそも信用できないのであります。

そして、浮気の証拠をつきつけますと、

「これは浮気や不倫の類いには当たらない、と認識しております。」

と粛々と答えたりするのでありましょう。

「あなたに対して説明が足りてないので、より理解を進めてまいりたいと思います。

例えばですね、お隣の旦那さんが浮気をしたとします。

そのとき、私は黙って眺めていられるでしょうか。」

「例えばですね、安倍はいい男だ。いつか付き合ってやろう、というご婦人がいたとします。
そのご婦人がこともあろうか、麻生くんとお付き合いを始めたと。

安倍くんと麻生くんは友だちでありますから、安倍くんも黙って見ておる訳にはいかない、ということになりますね。」

などと、訳のわからないたとえ話を用いて言い訳をするかもしれません。

その言い訳はもちろん論理が破綻しておりますので、それを冷静に追求しますると、ヤジがとびます。

『おまえはどうなんだ!今までいろんな男と遊びまくってたんだろ?!』

と根も葉もないことを言い出したり、

『もうおそいんだから、はやく寝ろよ!』

と小声でヤジったあと、

「いまこそ、私を信じていただき、そして、全力をもって愛し合おうではありませんか!」

と感情に訴えかけるのでありましょう。

そして、結果的に決定的な場面にでくわしたら、

「えー、このたびのことが気に障った、ということであれば、それは全く誠に遺憾だといわざるをえません。引き続き、私の責任をもって粛々と対処させていただきます。」

となるでしょう。

奥さん、よござんすか?

これが、いまのうちの国の大黒柱なのですよ。

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